日本古時計クラブ 月例会


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 【第101回月例会】

  テーマ: コレクションの自慢話
  平成14(2002)年08月25日(日) 13:00〜17:00 於 山西福祉記念会館


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ハミルトン1943年製デッキウオッチ(M-22)です。2重の箱付きです。アメリカのオークションで手に入れました。
(owc氏 蔵)



詳細は下記の枕時計参照。(ichi氏 蔵)
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 今回皆様に見ていただく和枕時計は、nawccの2月号のマートに付録としてカラーページが付いていましたが、その中の一品です。オークショナーはミスター・ボブ・シュミットで15年来のお付き合いをしています。

 私は今までアメリカより、和時計の里帰りに力を注ぎ、100台に近い台数を買ってきましたが、今まで一度も螺鈿細工のケースに入った枕時計に出会いませんでした。螺鈿細工のケースに入った枕時計はモーディー著の「ジャパニーズ・クロック」に2台掲載されていますが、掲載されている実物は見たことが有りません。今回のも良く似ていますが、モーディーの物ではありません。モーディーのコレクションは焼失したと聞いておりますから、多分、現存しないのでしょう。

 今回の螺鈿細工は非常に美しく、手の込んだ美術品です。ムーブメントが載る台にも、またカギが入る引き出しの枠にも螺鈿細工が施され、惚れ惚れします。特にケースに入った細い線は、最初金色の線引きかと思いましたが、よく見ると「貝」を細く切り、線引きのごとく仕事をしていました。多分、一流の螺鈿細工師の仕事でしょう。ケースの線引きの所々が剥がれていましたので、補修のため金色の「貝」を求めて、東急ハンズに注文しましたが、ないとの返事でした。江戸期にはどのようにしてこの材料を入手したのか、材料だけでも大変高価であった事と思います。

 また、面白いのはムーブメントで、普通枕時計の場合、風車は板状の形式ですが、この時計の風車はスクリュー型になっており、そのため、鐘の音が一定で、ゆっくり、“チーン、チーン”と鳴ります。これは初めて見る風車の形式でした。(注:櫓時計とか台時計、和掛時計にはスクリュー型の風車がついたものもあります。)ムーブメントの上板にも彫金細工が施されており、格調高い枕時計で、多分「高名な殿様の持ち物では」と思っています。

 私は浅学にして、螺鈿細工のケースに入った枕時計は日本で見たことが有りません。もし、他で見られたことがありましたら、是非、ご連絡をお願いいたします。
(ichi氏 蔵)



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8mm lathe用バイト台、マイクロメータ(特注品)の紹介。 (TA氏 蔵) 明治中期に輸入されたドイツ製ユンハンス、バイオリン型の柱時計2台。小型のバイオリンは最近特に少なく、自慢げに持参いたしました。
(O氏 蔵)



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ミッキーの子供時計です。メーカーは不明ですが、日本製です。これまで一度も見たことがないタイプのもので、ミッキーの鼻が高い。皆さんにみせて驚かそうと持参しましたが、所詮は玩具、私の独りよがりでしたか。
(I氏 蔵)
この時計は、大正時代の精工舎のカタログに出ている、ナポレオン銀貨のケースに入っているモバードの懐中時計で、今まで私は見たことがなかった珍しいものでものです。また、懐中時計につけているチェーンはシルバーで、その先についてある磁石の裏には猫の浮き彫りがあり、これも大変珍しいものです。時計とチェーンは、現在毎日、愛用、自慢を重ねています。
(HO氏 蔵)



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 良い仕事、確実な作業の出来映えは適した工具、道具、勿論それらを使う人の技量に負う所も多いが、幾ら良い道具でも、手入れ、調整することを知らなければ優れた結果につながらない、と私は思う。

 自身、横着をして姑息な方法を使い、怪我をしたり、折角の貴重な部品を壊したり、数々の経験をした結果、購入の叶わぬ道具は時間を掛けてでも、作ってみる様にして居る。その結果、能率面でも急がば廻れの言葉が勝利しているように思われる。

 道具揃えの一環として、小型の機械の改良、先端カーブ付きのドライバー研ぎ機なども作って見た。中でも特筆すべきは時計にとって欠く事のできないガラス加工用の研磨機である。

 小さくは襟釦用時計、直径約10mm位から、大きくは置き時計用、約10cm位まで面取り、磨きをカバー。中で航空機用面取りガラスが出来て、大変喜んでもらったことが特筆すべき事として残って居る。平面ガラスの切り出し、曲面生地、少し大き目の周囲を加工、キチッとはまって時計が生(活)き返った時は別格のものが有る。

 機械いじりのものにとってタブーとも言え、なかなか思うようにいかないガラス加工の領域はまた別の楽しさが加わった。これに依って一つでもアクシデントが解決し、私自身を超えて、各オーナーに喜んで貰えれば・・・・・と願って居る一人でもある。
(U氏 蔵)




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